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まちづくりチョビット推進室
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第143回 ・町にほしいお店をみんなで作る!~ KUMIKI Prj.ってなぁに?

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まちづくり“チョビット”推進室<平成30年12月放送分>

く: くわばら ゆうき 氏(KUMIKI  PROJECT  株式会社 代表取締役)
小: 小原 亜紗子 氏(KUMIKI  PROJECT  株式会社 コミュニティマネージャー)
絹:  絹川 雅則(公成建設株式会社)
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  左 くわばら氏   右 小原氏
絹: 皆様こんにちは。まちづくりチョビット推進室の時間がやってまいりました。
この番組は地元京都の建設屋の目から見た元気なまちづくりびとのご紹介や、その活動の最新のエピソードをご紹介しております。いつものように番組のお相手は当まちづくりチョビット推進室 絹川がお送りいたします。
さて、本日ゲスト、お二人お招きしております。お若いお二人であります。お一人目はくわばらゆうきさんです。
く:  よろしくお願いします。
絹: くわばらゆうきさんは、KUMIKI PROJECT株式会社。そしてお二人目は同じくKUMIKI PROJECT株式会社のコミュニティマネージャー、小原亜紗子さん。
小: はい、よろしくお願いします。
絹: 今日は若いお二方が日本の各地で、ここ京都でも、何やら面白い動きをしているということを、漏れ聞きました。そのKUMIKI PROJECTさんのことを、少しお話していきたいと思います。
ではゲストの紹介ですが、いつものように手抜きで他己紹介から入らせていただきます。くわばらゆうきさん、KUMIKI PROJECT株式会社代表取締役ですけれども、お隣に座っていらっしゃる小原さんは、いかなる人物ぞ(笑)。短く述べよ。
く: はい。京都生まれ、京都育ちですよね。もともとは車の営業とか、不動産の事務とか、いろんな事をやられながら、三カ月くらい前から、KUMIKI PROJECTをやっていこうということで、今一緒にやっています。
絹: KUMIKI新人、小原亜紗子さんです。さあ、今度は交代で、小原さん、くわはらゆうき氏とはいかなる人物か、短くお願いします。
小: はい、みんなにめちゃくちゃ愛されている若い兄ちゃんやなと思ったんですけど、ものすごく色んな事に目配り、気配りができる青年です。
絹: まだ、ひょっとしたら20代?30代?
く: 30代です(笑)。34です。実は同い年なんです。
小: そうなんです。
絹: おっちゃんは、倍ほどあります(笑)。
それでは番組タイトルを申し上げます。新聞記事で言うと、大見出しにあたるところです。「町にほしいお店をみんなでつくる!~KUMIKI Prj.ってなあに?」と題してお送りいたします。
さあ、ご両人、まだKUMIKI PROJECTについて、京都のリスナーさんは知っている人は少ないと思いますので、そもそもKUMIKI PROJECTって何?というところから教えていただけますか。
 

■エピソード1 そもそもKUMIKI PROJECTってなに?

 ●地域のみんなとお店をつくる
絹: さあ、ご両人、まだKUMIKI PROJECTについて、京都のリスナーさんは知っている人は少ないと思いますので、そもそもKUMIKI PROJECTってなに?というところから教えていただけますか。
く: KUMUKI PROJECTとは、「共につくるを楽しもう」をコンセプトに、お店をつくりたいと思う人がいた時に、そのお店を地域に住む方々と一緒に、素人さんを中心に、みんなでつくりあげるワークショップをやっている会社です。
絹: 普通お店をつくろうとしたら、設計事務所に相談したり、建設会社に相談したりして、大工さんなどいろんな職種のプロの人たちが寄ってたかって工事してしまいますよね。くわばらさん、私の本業、何かご存知ですよね(笑)。
く: 建設会社の大社長ですよね(笑)。
絹: いやあ、”大”じゃないですけど(笑)。ひょっとしたら、あなたたちは建設会社の仕事を奪う危ない人達なんですね(笑)。
 

●その第一歩をお手伝いしましょう!

く: ちがいます(笑)。我々は今の建設会社さんや建築会社さんのお仕事を奪うような存在ではなくて、逆に言うと、例えば予算があまりなく、そのためにお店をスタートしたかったけれども、これまでスタートできなかった人たち。そういう人たちがみんなで空間をつくることを支えることで、初めの一歩を踏み出しやすくするということをやっている会社です。
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絹: リスナーの皆さん、やっぱりこの人たちは危ない人たちかもしれない(笑)。いやいや、冗談です。すごく今、大切なことを教えてくださいました。スタートしたいけれども、資金がなくて、スタートしにくい人が、やりたいお店を始められる可能性を「どうですか?」と出してくださるチームかもしれないと。
小原さんは京都の人ということですけれども、くわばらゆうきさんは神奈川県の住人だと。遠いところから来てくれたんですよね。京都の人だったらもしかしたら(くわばらさんもご存知かもしれませんが)、五条新町という場所に、「つくるビル」という古いビルのリノベーションの事例がありますけれども、ご存知ですか?
く: 今日ちょうど見てきました。
絹: あそこも同じような考え方でリノベーションされたビルですが、リノベーションに関わられた石川さんは、このラジオのゲストにかつてなってくださいました。あそこはアーティストとしてスタジオが持ちにくい、工房が持ちにくい若い人たちを集めてスタートするというアート系のビルですよね。
小: そうですね。
絹: 今のお話で、KUMIKI PROJECTが想像しやすくなりました。じゃあ、もう少し詳しいところを教えてください。
 

●誰もが始めやすい社会をつくりたい

く: 一言でいうと、誰もが始めやすい社会をつくりたいという思いでスタートしてきたんです。その手法として、一般の人も含めてみんなで手を動かすので、愛着のわく空間をつくることで、誰もが始めやすくするというのを掲げてやっている会社です。
絹: 素朴な疑問ですが、僕ら建築工事でしょ。左官屋さんがいたり、鉄筋屋さんがいたり、クロス屋さんがいたり、ペンキ屋さんがいたり、大工さんがいたりするでしょ?色んなプロの技の集合体で、建築工事は多い場合、30種類とか40種類とかの職種の人がいっぱい集まってきて、それを束ねて工程調整をしたり、材料調達をしたりするのが建設会社の仕事なんですけど、結構難しくないですか?
く: そうですね。なので全部を自分たちでやれると思ってなくて、例えば「店をつくりたい」という依頼者の方がいた時に、プロがきちんとやるべきところと、みんなの手がかけられる部分をまず分けます。ですから例えば資格が必要だとか、電気や水道などは当然プロがきっちりやるべきですし、でも仕上げで壁にペイントをしてみようとか、そういうところはみんなでやれるので、ある意味でみんなでやれる部分をきちんと整理して、そこを地域の人とみんなでつくって、愛着のわく空間にするということを言っています。
絹: 面白いですね。そのイメージをリスナーの方々にももっていただくために、具体的な事例をいくつか教えていただけますか。
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●京都のブックカフェの事例をご紹介しましょう

く: はい。今、全国でお店づくりをやっていまして、京都なので京都の事例をご紹介します。これは亜紗子さんと出会ったきっかけでもあるのですが、二条城の駅から歩いて5分くらいのところの町家です。
絹: 二条城のどっち側?
小: 東にちょっと入ったところですね。
絹: あの辺って、今ホテルラッシュで、大型のホテルの現場とか、あるところでしょ?堀川通よりも東の辺ですかね。
く: はい。そこで京町家をブックカフェとコミュニティスペースにしたいという方がいて、今年の10月に、まず壁面本棚をみんなでつくろうというワークショップをやりました。で、これからはみんなで中をつくっていくというのをやります。
絹: そのイベントのニュースをフェイスブックを通じて見させていただいて、行きたいなあと思って、「興味あり」とポチっとしたけど、仕事で「参加する」まで行けなくて、残念でした。取材したかったな~。あ、ここに参加者がいるんだ。小原亜紗子さんが…。
小: そうです。私は「興味あり」で、しかも「参加」にポチっとしたので。
絹: どんな経験をされたか、小原さんの口から語っていただけますか。
 

●参加してみてーめっちゃ面白い!

小: 私は木もそんなに触ったことがないし、トンカンしたこともないけど、何か空間づくりをみんなでするって、めっちゃ面白そうやなと思っていて、一回ちょっと問い合わせをしたんです。私は子どももいるし、「子ども連れでもいいですか?」とメールしたら、「全然いいですよ」みたいね。「工具なども一から教えるので、楽しみに来てください」と言っていただけたので、それでいざ参加してみたら、めっちゃハードル低かったんです(笑)。
それで「こんなことをやっている会社があるんだ」とか「みんなでつくるって、めっちゃ面白いな」と。
絹: 株式会社ですよね(笑)。
それでお子さんを連れて、二条城の東側の町家のところに。ブックカフェだから書店とコミュニティスペースというか、カフェが一緒になったようなもの?
く: 本が読めるコミュニティスペースですね。
小: 大きさとしては、四人家族くらいが住めそうな大きさですね。
絹: オーナーさんがいらっしゃいますよね。
く: オーナーさんは東京に住まれていたのですが、京都にお引越しされて、移住されてきた方で、ずっと出版社に勤められていて、独立して、ご自身で今出版社を、京都でやられている方です。
絹: まさに京都移住計画やなあ。
そもそも最初にくわばらゆうきさんを紹介していただいたのが、京都移住計画というチームを率いていらっしゃる田村篤史さんがご縁ですものね。東京から移住してきて、出版社勤務の人が自分で出版社を起こされて…。
 

●本のあるコミュニティスペースをつくりたい

く: で、二階に住まれながら、一階をまちに開いて、皆さんが集まれるような場所にしたいということでした。ずっと本の道で生きてこられた方なので、本のあるコミュニティスペースをつくりたいということで。
絹: 開店されたら、面白い本が集まりそうですね。行ってみたいなあ。コミュニティスペースがあったら、例えばパソコンとか持ち込んで、座り込んでコーヒーを飲みながら、原稿を書いたりもできそうですね。
小: できそうですねえ。
絹: 居場所、サードプレイス、コミュニティ空間、何か人と人をつなぐような機能を、そのオーナーさんはお求めになっているんでしょうか。
く: まちの人が気軽に訪れて、そこで人がつながることで、何か新しい動きとか、化学反応が起きたらいいなという思いをすごくおっしゃられていましたね。
絹: それって、くわばらさん自身にも共通するところがあるんじゃないですか。
く: はい、あります。
 

●僕自身、人と人がつながる機会を増やしたいという思いがとても強いんです

絹: くわばらさんは別の手法というか、職人さん未満の、素人よりはちょっと色んな技術を持った人たちを通して、例えばいろんな訓練だとか、工具だとか、人を集めたり、見つけたり、プロデュースする能力のある人たちの活動を通じて、人と人とのつながりを結果的につくることを目指している…。ひょっとしたらそれがKUMIKIの目的なのかもしれない。
く: そうです。人と人がつながる機会をたくさん増やしていきたいなという思いはすごく強いですね。僕らの「みんなでつくる」という手法で空間をつくることも、出来たら終わりではなくて、お店ができた後に、そこで人が繋がっていってほしいという思いがあるので、お店が完成する前から、みんなで手を動かして、「あそこでお店をつくったよね」と、みんなが戻ってきてくれるような、そんな繋がりができることに意味があるなと思っています。
 

●愛着をつくるということ ー オーナーにとって、参加者にとって

絹: すごい賢いなあと思う部分もあって、例えば小原さんみたいに、ブックカフェのワークショップに出て、実際にベビーを連れて、トンカチやった。そこで一緒になって、本棚をつくったりした人と当然知り合いになりますよね。で、くわばらさんがおっしゃったように、自分がちょっとでも手を入れた場所は可愛いわねえ。
小: それはそうです。
絹: うちらでも例えば自分が建築現場や建設現場へ行って、地図に残る仕事や建物ができたら、終わった後も元気にしているかなとか、こないだの台風で大丈夫やったかなとか、近所でボヤが出たら大丈夫かなと気になって見ていたりするのが建設屋ですから。そういう気持ち、すごくわかる。ということは、お店が出来る前にファンがそこに一定数…。ずるくて賢い方法だなあ(笑)。
く: ずるいですか(笑)?
絹: いやあ、いい意味で!いい意味で賢いというか、オーナーさんにとっては初めからファンというか、サポーターというか、がいるわけで…。きっとこの人は本を買いに来てくれるに違いないとか、コーヒー飲みに来てくれるに違いないとか。あるいは知り合いに「ここちょっと、ペンキの塗り方下手やけど、僕がやってん。見て!」とかあるかもね。
く: オーナーさんにとってもそういう意味もありますし、逆にワークショップに参加される方にとっても、自分のまちとか、自分の住んでいるところに欲しいお店を自分でつくるということは、これまであんまりなかったと思うんです。そこに参加出来るということは、毎日の暮らしをちょっと豊かにすることでもあると思うので、本来は欲しいお店を自分で増やしていくということが、オーナーさんと一緒にできたらなと。
絹: 何かようやくKUMIKI PROJECTの概要が、自分の中で分かりかけてきたというか、「あ、狙いはそこかあ。賢いなあ」と思いました。
く: ありがとうございます(笑)。
絹: 初め田村篤史さんから、「こんなことをやる人物です」とくわばらさんを紹介されて、目が点になって、何のことかチンプンカンプンで、長いことわからなかったんですけど、そういうところは我々と思いは一緒かもしれませんね。我がまち京都を愛する人、「京都って、捨てたもんじゃないよね」と、まちに関わることを良しとする。自分の家に引きこもるだけじゃなくて、なにか他の人に役に立つようなこと、できることをちょっとだけして。それは門掃きかもしれないし、僕がやっているこのコミュニティFMの放送で、京都のまちをちょっとでも暮らしやすくするような人を呼んできて、お話を聞かせていただいているというのも、そういう意味では通奏低音をちょっと感じますね。
く: はい、そう思います。
絹: おう、なんかうれしいなあ(笑)。
 

■エピソード2 KUMIKI PROJECTのいま、そして今後

●京都にKUMIKIの拠点ができました
絹: さあ、そういうKUMIKI PROJECTのくわばらゆうきさんと小原亜紗子さんです。なにやらあちこち日本全国を飛び歩いているご様子ですけれども、京都にも拠点ができたという話を聞きましたので、今後京都でブックカフェ以外にも何か物事が起こりそうなのかとか、京都におけるお仲間、あるいは拠点、それからKUMIKI PROJECTが今後京都で何かやらかしそうという情報があったら教えてください。
く: 今、僕らは京都の五条のウエダ本社さんという会社に、事務所を間借りさせていただいていて、小原さんはそこに基本いるので、京都でも…。
絹: 何ビルのほう?
小: 北ビルです。
絹: 五条通の北側のほうですね。ウエダ本社の北ビル。何回か行っています。素敵な場所ですね。
小: めちゃくちゃきれいな、素敵な場所ですよね。
く: 岡村社長という素敵な社長の御厚意で。
絹: 岡村社長も私の尊敬する経営者のお一人で、このスタジオにも座って下さったことがあります。「京都流議定書」というすごいイベントを長年なさっていて、今年かな、去年かな、一旦閉じるということをおっしゃいました。「なんであんなことができんの?」と思うような動員力というか、ゲストの英断とか、すごい人だなと思って、ここに来ていただいたことがあります。だからうれしいなあ。岡村さんのところに拠点があるというのは。そこにおられるのは小原さんお一人ですか?
小:  そうなんです。基本一人なんですけど、ウエダ本社さんの社員の方と一緒にお仕事したり、雑談しながら「それ、今度やってみる?」みたいな話とか、1人じゃない感じがして、すごくいい空間です。
 

●キーワードは「do it together」

絹: さあ、KUMIKI PROJECT in Kyoto は何かなりそうですか?
く: 大きく2つの事が今、動いていて、これからもやっていくのですが、1つは京都の空き家などでお店を始めたいという人が出てきた時に、地域の人と一緒になってお店づくりをサポートするという、今全国でやっていることを、より京都でもっと形にしていきたいなというのが1つです。あとは今、ワークショップをやる時に、ワークショップで先生をやる人も、できれば地域の人が先生になって、地域の木材を使って、地域で始める人を支えるという循環をつくりたいと思っています。
絹: つまりDIYを、日常大工レベルを超えた、何か新しい言葉をつくっておられましたね。
く: DITと言っていまして、「do it together」、「共につくる」という意味なんですけど。
絹: DIYからDITへ。do it together。
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く: その先生を地域でものづくりが好きな方になっていただいて、地域の中で地域を元気に魅力的に変えていくのを、どんどん進められるような仕組みを、まず京都できちっと形にしていきたいなと思っています。
絹: 先ほど雑談で話した京都建築専門学校があるんですが、そこの卒業生で講師をお務めになっている吉田玲奈さんという方がおられます。日暮手傳舎(ひぐらしてったいしゃ)というチームを率いていらっしゃる女性の設計士さん兼大工さんで、アーキテクトビルダーという領域を切り開いていらっしゃる方です。その方がひょっとしたらKUMIKIさんのお話をすると先生役になってくださる可能性があるかもしれません。
く: ぜひご一緒したいと思います。
絹: また可能であればご紹介したいと思います。
 

●同時多発的に新しい動きが、あちこちで…

絹: また、この間、くわばらさんたちと同じような若い年代の方が、「UNKNOWN五条楽園プロジェクト」を始められたようです。五条楽園というのは、五条河原町東側の辺りなんですが、昔の遊郭の跡地で、地元の人もあまり近づかないと言うか、子どもの時は「近づいてはいけない」と言われた場所でした。そこの空き家で昔のお茶屋さんというか、遊郭の跡地を「コーリビング」という言葉を使って、住むところと仕事するところと遊ぶところと食べるところを一緒につくらないかと、若いチームが発信しています。同時多発的に毛色の少し近い人たちも動いているかもしれませんね。面白いですねえ。今後このKUMIKIの動きはどう発展するのかな。
く: いつもみんなで話している事なんですけど、自分たちで全部できるとは思ってないんですね。で、始める人をまちにどんどん増やしていって、そこからその地域に愛されて、例えばもっと大きなお店にしたいと言った時には、その時にはたぶん出せるお金も増えているから、きちんと建築のデザイン会社にお願いするとかできると思うんです。だから始める人をまちにどんどん増やせたら、それを皆さんと一緒に協力しながらできたらいいなと思っています。
絹: うちの会社でも、五階建ての共同住宅、いわゆるマンションみたいなものを建設した時に、そこの設計士さんが少しくわばらさんと似た思想を持っておられて、全部職人さんにやらせないで、例えばワックスがけだとか、ペンキ塗りだとか、一部だけでも失敗してもいいから、入居する家族でやりましょうというので、アウロのワックスをみんなで無垢のフローリングに塗り込んだりしたんです。そういうことをすると、工程調整が難しかったり、本職に任せた方が早かったりするんですけど、「いや、敢えてやりましょう」という工事をやったことが昔あります。やっぱり関わると愛着が違いますよね。
く: そしてやっぱり職人さんのすごさをちゃんと理解していただく事にも繋がると思うので、あんまり受け身じゃなくて、自分も関わることで、主体的な人も増えていくかなと思っています。
絹: さあ、無理矢理にまとめに入る時間かな(笑)。
リスナーの皆さん、どうですか、お聞きになっていて。前にもお話したことがあるかもしれません。僕たちは1980年代に大学生だったのですが、その頃から色んなものがハサミでチョッキン、チョッキン切られて、くわばらさんの言葉で言うと繋がり、人との連携プレイが注意深く切られているような、そんな育ち方をしたような記憶がございます。それを今、30代の若い人たちが色んな分野で切れたものを、別の回路で繋ぎなおそうとしている。こういう動きが同時多発的に起こっているような気がします。これは有難い。我がまち京都がより元気になる1つのヒントが彼らの動きの中にあるのかもしれません。是非KUMIKI PROJECTの動き、彼らは発信力がありますので、フェイスブックや色んなもので追跡していただけたらなと思います。それでは閉じる時間になってまいりました。
この番組は心を建てる公成建設の協力と、京都府地域力再生プロジェクト、京都市景観・まちづくりセンターの応援でお送りいたしました。くわばらさん、小原さん、ありがとうございました。
両: ありがとうございました。
投稿日:2018/12/26
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